ThinkPad X121e AMD E-350にWindowsXPをインストールする
最近のPCに多いのですが、WindowsXPにダウングレードしようとインストールCDで起動するとHDDが見つからない事があります。
これは、WindowsXPのインストールCDがAHCIに対応していない為です。
ThinkPad X121eはデフォルトでAHCIがONになっているのでそのままではHDDを認識しません。
BIOSでAHCIをOFFにすれば簡単にHDDを認識し、そのままインストールすることが出来ますが、せっかくなのでAHCIをONの状態でインストールしましょう。
ネットで調べるとWindowsXPでAHCIをONにする方法として、
1.OSインストール後にONにする
2.OSインストール時にフロッピーでAHCIドライバーを認識させる
3.OSインストールディスクにAHCIを組み込んでインストールする
の3種類があるようですが、今回は3.をやってみます。
手順は以下のとおりです。
・プリインストールされているWindows7のリカバリディスクの作成
・WindowsXPのインストールCDにAHCIドライバーを組み込んだディスクを作成
・作成したディスクでWindowsXPをインストール
・ドライバーのインストール
プリインストールされているWindows7のリカバリディスクの作成
X121eはリカバリーディスクが付属していないので、自分で作る必要があります。ダウングレードするので元OSは必要ないように思われますが、将来的に使用する可能性も考えてリカバリーディスクを作成しておきましょう。
USBに作成もできるようですが、今回はDVD-Rに作成しました。
USBでつながるDVD書き込み対応のドライブを用意して本体に繋げ、スタートメニューから「Lenovo ThinkVantage Tools」→「Factory Recovery Disk」からディスクイメージを作成して、このディスクは大切に保存しておきます。
ブートメディア+リカバリーメディア×2で計3枚のDVD-Rが必要でした。
WindowsXPのインストールCDにAHCIドライバーを組み込んだ物を作成
AHCIドライバーを組み込んだインストールディスクを作成します。
nLiteというソフトを使えば楽チンです。使い方は、「AHCIドライバ組み込みXPインストールCDの作成」を参考にしました。
ここに詳しく説明されているので方法は省きますが、違いはAHCIドライバーがAMD製のものであるということです。
またサービスパックやパッチなどを入れてしまうとCD一枚に入りきらないので、CDに作る場合はAHCIドライバー以外は入れないほうがよさそうです。
AMD製AHCIドライバーは以下のものを使用
AMD AHCI Compatible RAID ドライバー (フロッピーディスク用) Windows XP – ThinkPad Edge 11”/X121e
「RAID ドライバー」となっていますが、AMDの場合AHCIドライバーと共通のようなので、これで問題ありません。見つからないわけだよ。
作成したディスクでWindowsXPをインストール
ディスクがちゃんと出来上がっていれば、普段のインストールディスクのように起動しHDDが認識されているはずなので、そのままWindowsXPをインストールします。
ドライバーのインストール
ドライバーのインストールでまず先にやっておくのがLAN関連のドライバーのインストールです。ネットに繋がない状態ではドライバーのインストールはめんどくさいので。
他のPCで有線LANドライバーをダウンロードしてUSBメモリかなにかでX121eにもって行きインストールします。
あと、作業をしやすいように画面解像度を800×600から1024×768に変更しておきましょう。
WindowsXPには、Internet Explorer 6標準でインストールされていると思いますが、Lenovoのホームページの表示が崩れて見にくいのでとっとと他のブラウザをインストールしましょう。
.NET Frameworkをインストール。これは次にインストールするソフトのために必要です。.NET Framework3.5あたりをインストールしましょう。4ではThinkVantage System Updateが動きませんでした。
ThinkVantage System Updateをインストール。必要なドライバーを自動的に判別してインストールするソフトです。ソフトの指示に従って、ドライバー全部とThinkvantage access connectionsをインストールします。
しかし、デバイスマネージャーで見ると「PCI Device」と表示され、一つだけドライバーがインストールされませんので以下のドライバーを手動でインストールします。
Realtek カードリーダー・ドライバー
あとは、Windows Updateをして完了です。
Aha, learned!