基板で名刺を作ってみた

出オチですが。

や、KiCADを覚えて海外のプリント基板屋さんに発注する一連のスキームをお勉強しましょー、という事で何か参考になる回路図は無いかと探してArduinoでいいかと図面を引いていたら、「もしかして、図面をしくじってゴミになってしまったら地球に優しくない」と自分の財布より地球の平和が心配になり、名刺って事にしたら動かないプリント基板でも最悪、役に立つというリスクヘッジ的なアレです。


配線図はこんな感じ。Arduino UNOとSparkFun社のPro Microを参考に混ぜた感じです。

KiCADの使い方は、「KiCadで雑に基板を作る チュートリアル」を参考にしました。とても良くまとまっています。ただ一つ、37Pからのデザインルールは基板レイアウトを行う前に確認した方が良いです。ページに従って作業をしていき、最後にデザインルールを入力してDRCの実行をしたところ、問題がたくさん出てきて修正に時間がかかってしましました。

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サイズを名刺サイズにしましたが、Arduinoのシールド用のピンがちょうど入るサイズでナイスです。

基板はElecrowに発注。探した中で黒の基板で最安でした。10枚で15.90ドル。送料は一番早いものを選びましたので16.37ドル。計32.27ドルでした。

Elecrowから製造開始のメール連絡。4日ぐらいで製造終了。全部で1週間ぐらいで到着しました。うひょー!いいね!

裏は部品表です。これを作りたいという奇特な人がいましたら是非。

 

おやおや?シルク印刷を乾く前に触ってしまった跡がありますぞ?11枚中3枚ほど指紋の跡が。。。。

シルク印刷はちょっと太るようです。
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同じ理由で、QRコードも線が太っています。ですが、スマホでは読み取れるようです。QRコードの誤り訂正レベルを30%の最高にしておいて良かった。

部品を付けたところ。小さい部品に手はんだには、だいぶ苦労したでー。
名刺

低い部品を選定し、部品をはんだづけしても名刺ホルダーに入るコダワリ。特に電解コンデンサは、薄い物を探しました。

ピンソケットを付ければ、Arduino用シールドが乗ります。

もちろん、Arduino Leonardoのブートローダーを書き込めば、Arduino IDEでプログラムを書き込む事が出来るようになります。
本家Arduinoでは、動作チェックなどに使う13番ピンにLEDが付いていますが、それと11番ピンにも付けて目に配置。両目が光ります。


( ✧Д✧) キラーン

 


ちなみに

Arduino IDEで書き込みする時にリセットが掛からず、手動でリセットを行う必要があります。Pro Microはどのような仕組みになっているのかなあ。ブートローダーが違うのかしら。

→ヒューズ設定をしたら、リセットが掛かるようになりました。


当たり前なんですが、工業製品って量産すればするほど単価が下がっていくもので、単価を計算しながら枚数を増やしていったらドンドン安くなっていくので、調子に乗って頼みすぎました。150枚です。

2 コメント
  1. 井上らんちゃ より:

    初めまして。
    面白い名刺ですね。
    是非ともArduino互換機に仕上げてみたいものです。

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